日本と京都 Archive

清水寺とその参道

京都を代表するお寺である清水寺は、もちろん観光名所としても京都を代表する人気スポットです。京都の中心地からは若干外れていますが、京都駅から歩いても1時間はかかりません。京都の町を散策するには、むしろうってつけの距離にあると言ってもいいでしょう。 二寧坂・産寧坂 二年坂、三年坂と覚えている方も多いと思いますが、正式な名前は二寧坂、産寧坂と言います。清水寺に続く参道で、かなり急な勾配の坂となっています。「二年坂で転ぶと二年以内に死ぬ」、または「三年坂で転ぶと三年以内に死ぬ」という風説があるのは、この急な坂道で転ばないよう気をつけてもらうために広まったとも言われています。 国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されるほど風情のある参道で、昔ながらの建物が軒を連ねています。そこでは、まるで昔の日本にタイムスリップしたような気持になること請け合いです。 清水寺 「清水の舞台から飛び降りる」ということわざに出てくるのが、この清水寺にある舞台です。それは地上約12mの木造建築の舞台で、釘を一本も使わずに組み上げられているものです。舞台からの雄大な眺めは、京都観光のハイライトと言っても過言ではありません。

伏見稲荷

1300年以上の歴史を持つこの伏見稲荷は、全国にある3万社以上の稲荷神社、いわゆる「お稲荷さん」の総本山です。京都市伏見区にある稲荷山全体がその神域で、日本の観光客だけではなく、海外の観光客からも絶大な人気を誇る観光地となっています。 地理的に伏見稲荷は京都駅の南側に位置し、京都観光の中心となる北側とは逆方面になります。そのため観光ルートとして若干の不便さもありますが、平等院鳳凰堂が見たい方などは一緒に回るのがいいでしょう。また幕末の歴史が好きな方には、寺田屋もほど近い所にあります。 幻想的な千本鳥居 伏見稲荷といえば、その幻想的な「千本鳥居」で知られています。朱に染められた鳥居が山の中にずらっと並び、その中を歩くと、まるでおとぎ話の中に迷い込んでしまったような錯覚にさえ襲われます。そして、もし可能であれば、是非夜に伏見稲荷を訪れることをお勧めします。ライトアップされたその空間は本当に幻想的で、あまりの神秘的な雰囲気に恐怖感を感じる方さえいるかもしれません。ここ以外では感じることができない不思議な神秘体験があなたを待っているのです。 また伏見稲荷では、年中行事として神社がおこなう多くの祭礼が当然執り行われています。奈良時代から続く古い歴史を持つ神社だけに、その祭礼、儀式もまた格式の高いものです。祭りがおこなわれる日に参拝することができれば、それも貴重な体験になるはずです。

嵐山

嵐山は京都観光でも欠かせない観光スポットの1つです。しかし京都の中心地から少し離れていて、その上多くの見所があるため、できれば丸一日を嵐山観光に充てたいところです。加えて、訪れる季節が秋であれば、もう何も言うことはありません。余りに美しい紅に染まる紅葉の嵐山を見ることなしに、本当の意味で嵐山を語ることはできないのですから。 渡月橋 それでは嵐山のお勧め観光スポットを紹介していきます。まずは渡月橋です。嵐山のシンボルであり、多くの時代劇の撮影現場ともなった観光スポットです。大堰川の美しい流れと緑豊な山々に囲まれた景観は、見る者を魅了して止みません。また12月には周辺がライトアップされ、観光客を更に楽しませてくれます。 竹林の小径 渡月橋と並ぶ嵐山を代表する観光スポットが、この竹林の小径です。渡月橋の北側に広がるこの竹林には、数万本の竹が生い茂っています。その竹林の中には多くの小径が走り、歩いていると風に揺れる竹林の音が四方八方から流れてきて、優しいその音によって癒されること間違いありません。また渡月橋同様、12月にはライトアップもおこなわれます。 天龍寺 1339年に建立されたこの天龍寺は、後醍醐天皇を弔うために作られたものです。世界遺産にも登録されていて、建立当時の原型を残す「曹源池庭園」は、その美しさに時間が経つのを忘れてしまうほどの魅力があります。

二条城

日本の歴史において重要な役割を果たした二条城は、京都市中心のアクセスが容易な場所に位置しています。しかし東京ドーム約7個分の広大な敷地があり、見どころ満載の観光スポットなのです。 歴史好きにはたまらない観光スポット もともとは関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康が、上洛のときに使用するための宿泊所として作られたのがこの二条城でした。その後江戸幕府3代将軍家光により、現在の規模のものになったと言われています。15第将軍慶喜が大政奉還を発表した場所としても知られ、歴史好きには見逃せない場所です。 二条城の見どころ 世界遺産にも登録されているこの二条城には多くの見どころがあり、そのどれもが素晴らしいものです。しかしここでは、その中から幾つかのお勧めを紹介します。二条城観光に時間が割けない方は、参考にしていただければと思います。 二の丸御殿:この二の丸御殿は、部屋数が33、広さが800畳分の広大な建物です。各々の部屋は狩野派による豪華な障壁画で飾られていて、見る者の目を楽しませます。また大広間の中の「一の間・二の間」が実際に大政奉還がおこなわれた場所で、歴史好きには特にお勧めの場所となっています。 天守閣跡:かつて5層の天守閣があった場所で、1750年の落雷で焼失してしまったと言われています。天守台に上がると、二条城の景色をまた違った角度から楽しむことができ、梅の季節には絶好のビューポイントとなります。